鉄筋コンクリート造の解体は、外壁の逆転倒など重大な事故が発生する恐れがあるので特に綿密な施工計画をたてたうえで行います。
鉄筋コンクリート造の場合コンクリートは極めて剛強で、鉄筋と複合されており解体は容易ではありません。
また、粉塵がたくさん出るため、埃が舞い散らないよう水をまきながら工事を進めます。
工事条件に適した機器や工法を選定し、安全性、経済性、工期を考慮し立地条件や周辺の状況に適した解体をご提案いたしております。
鉄骨造建築物は構成材の主として鋼材が使用されており、英語で「Steel Structure」と表示するので、通称S造と言われます。
鉄筋コンクリートに比べて軽いので、大型の工場や高層ビルに適しているため、規模も大きく軒高も高いのが特徴です。
S造解体に伴っては、やはり耐火材の有無の確認が重要です。
特に1970年代に建てられた建物の中には石綿を含有している耐火材が使用されている場合もあり、その場合は事前に検査機関にて調査し、石綿含有の有無を検査したのち、解体工事に取り掛かるので日数が余分にかかるため、 工程に余裕を持たせることも必要です。
加えて、構造が堅固であるため解体作業は振動、騒音が発生しやすく、近隣環境の保全と安全を確保した施工計画と高度な技術が要求されます。
木造解体工事は木を主として組んで作った建築物の解体作業になります。
木造解体での一番の難しさは、道路幅の狭さと住宅密集地での作業が多く、周辺住宅地への細かい配慮や隣家への損傷などを充分に考えた解体作業を行い、 できるかぎり短時間での作業終了に心がけております。
工場での撤去工事は数センチ横の隣接する生産ラインなどが稼動中の場合が多く、施工計画 に従って、事前の打ち合わせを重ね、 安全かつ敏速に作業を行っております。
また、何千坪、何万トンもあるようなサイズの工場・プラント設備は解体する重機も能力を求められますので、それに対応する大型重機を導入し工事を行います。
プラント解体は化学プラント、石油プラント、各工場設備等、多種多様の解体工事の 経験を持つスタッフが工場の特徴をつかみ、 安全に、的確に工事を進めて参ります。
新しい橋梁に架け替える等の際など、既存の橋梁を解体、撤去する工事を指します。
まず橋梁の構造を確認し、重量計算及び最適な解体工法を選定したプランニングを行うことから始めます。
橋梁と言っても、大きくはコンクリートと鋼製の橋梁に分かれます。
コンクリート橋梁の解体は、一般的に床版を特殊切断機械(床版カッター・ウォールソー・ワイヤーソー)にて切断撤去をし、次に桁、最後に橋脚・橋台の撤去を行います。
鋼製橋梁の解体は、コンクリート橋梁解体の床版及び橋脚・橋台の作業は同じで、桁の部分は主にH形鋼を使用しています。
桁の撤去については、一般的にはガス切断を用います。